なぜステンレスは
錆びにくいのか?
空気に触れると、自己修復も可能なバリアを形成する。
ステンレスは、錆びの原因となる鉄よりも先にクロムが空気中の酸素と結合(=酸化)し、数㎚の非常に薄い不動態被膜(保護被膜)を形成して、全体を包み込みます。
不動態被膜は化学変化しにくく非常に強固なので、鉄が酸素と結合しようとする(=錆びる)のを防いでくれます。不動態被膜は傷が付くなどして破れることがありますが、瞬時に自己修復できるため、鉄が錆びる隙を与えません。
弊社標準材質の「SUS304」というステンレスは、クロム18%+ニッケル8%+鉄で出来ています。(「18-8ステンレス」とも呼ばれていますが、18と8はこの成分のことを指しています。)
ニッケルは不動態被膜をより形成しやすくする働きをします。